断食と私の食

断食と私の食

断食と私の食

栄養不足よりも過食の毒に侵されている現代の私たちにとって、一週間ほどの断食は健康法として大いに有益です。
味覚がとても鋭敏になって、それまでは平気で食べていたものでも添加物や酸化した油などの味に驚きます。

 

舌がピリピリしたり、口の中がベタベタするイヤな感じも、復食して3日もすると消えてしまうのが不思議なものですが。
毒素を皮膚から出すために体臭が強くなったり、真っ黒な宿便が出て素肌がツヤツヤになったり、それまでの食習慣によってさまざまな効果が現れます。
頭はスッキリ、睡眠時間が少なくなるのも断食中の効果です。
付き合いは悪くなりますが、それよりも1日の食に関わる時間の長さに驚かれるはずです。

 

私は肉類を控えながらも、与えられればなるべく残さずいただく消極的ベジタリアンです。
普段は朝食抜きの2食ですが、研修会や旅行では気にせず一緒に朝食を摂り、刺身や焼き肉もいただきます。
空腹感に応じていただく量を加減すればよいと思っています。

 

心をも養う食生活

 

さて、苦行はともかく、単に健康のためだけではない、心をも養う食生活、というのが多くのヨギーニが目指すものではないでしょうか。
その秘訣は感謝に尽きます。

 

それが動物であれ植物であれ、自分が生きる為に「命をいただく」ことへの感謝。
自分の口に入るまでに、経てきた多くの人の「働きをいただく」ことへの感謝。
今、世界で他の誰かが飢えている時に申し訳なさをともなう幸運への感謝。

 

そんな感謝の思いは、つながりを深く観想してこそ真実になります。
毎朝、自分の食事の前に仏壇や神棚にご飯などを捧げて行うごあいさつには、恵みのおかげで生かされていることへの感謝を確かめる心のかたち。
同じように、毎食、ひと口ごとに自分と世界とのつながりを噛み締めていただくことが現代の日本でヨガをする人の食べ方だと思います。

 

何気ない「いただきます」と「ごちそうさま」のあいさつに込もっている、この思いさえあれば暴飲暴食はできませんし、また思いの力が体にとって少々の毒性や過剰気味のカロリーだって消し去ってくれるに違いないと信じています。


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