食べ物と仏教

食べ物と仏教

食べ物と仏教

日本の仏教は日本化されたヨガだとも言えるので、何かのご参考になると思います。

 

仏教と言えば、どうしても戒律の話になります。
とくに非暴力の不殺生戒と贅沢を戒める不貧戒。
この組み合わせの結果、一汁一菜、一汁三菜という質素な食事になるのは自然の成り行きです。

 

ともにヨガの禁戒(ヤマ)に共通しますが、誰もが飢えに苦しむことの多かった時代、修行に明け暮れて生産に携わらない出家者は、村人に施しを受ける日に一度の乞食(こじつき)で満腹になることなどなかったのです。

 

この戒律は健康面からの合理性をみることもできます。
動物食は血液を汚して(酸性化・高脂化)さまざまな病気の要因になることが経験的に知られています。
いわゆる生活習慣病にかかる確率が高まるのです。

 

血液の酸化は脳の酸欠を引き起こして勉学や瞑想に支障をきたします。
また過食も腸内でガスや老廃物を発生して血液中に再吸収されて、やはり血液を酸化します。
それでなくても満腹では眠気に襲われ、修行の妨げになるのですから。

 

ちなみに時々見かける「不許薫酒入山門」というのは、ニンニクやニラなどの匂いの強い食材と酒の禁止のこと。
仏前の清浄を乱す匂いが嫌われた上、精力がつきすぎたりハメを外して不邪淫戒(不犯戒)を破ることを避けるためだと言われます。

 

禁戒から勧戒(ニヤマ)に進むと、食に関する苦行(タパス)があります。
「五穀断ち」、「十穀断ち」と言って米や麦を食べずに木の実などで過ごす木喰(もくじき)、そして断食。

 

これらは肉体的な欲求を超えることを主眼としており、時には失神したり瀕死の極限状態で得られる特殊な感覚や能力開発を目的に行われることもあります。

 

 

きちんと知りたい断食のこと


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